歯のコラム
口腔機能低下(オーラルフレイル)予防に「あいうべ体操」を取り入れてみませんか?
2026.06.11
近年、「オーラルフレイル(口腔機能低下症)」という言葉を耳にする機会が増えてきました。オーラルフレイルとは、加齢や生活習慣などにより、お口の機能が少しずつ衰えていく状態を指します。
例えば、「以前より食べこぼしが増えた」「硬いものが食べにくくなった」「むせることが増えた」「滑舌が悪くなった」といった症状は、お口の機能低下のサインかもしれません。こうした変化を放置すると、食事や会話を楽しむ機会が減り、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、「あいうべ体操」です。あいうべ体操は、お口や舌の筋肉を鍛える簡単なトレーニングです。
やり方はとてもシンプルです。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を横に大きく広げる
③「うー」と唇を前に突き出す
④「べー」と舌を思い切り前に出す
この4つの動作をゆっくり行い、1セットとして繰り返します。1日30セット程度を目安に、ご自身のペースで続けてみましょう。

あいうべ体操を続けることで、口の周りや舌の筋肉が鍛えられ、飲み込む力や発音する力の維持につながると考えられています。また、口呼吸の改善や唾液分泌の促進にも役立つとされ、お口の乾燥予防にも効果が期待できます。
特別な道具や広い場所は必要なく、ご自宅でテレビを見ながらでも気軽に行えるのが魅力です。大切なのは無理なく継続することです。
お口の健康は、全身の健康と深く関わっています。いつまでも食事や会話を楽しむためにも、毎日の習慣として「あいうべ体操」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
当院では、口腔機能低下症の検査やご相談も受け付けております。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。


