歯のコラム
災害時・非常時に備える「お口のケア」について
2026.09.10
地震や台風などの災害時には、断水や避難生活によって、普段どおりに歯みがきができないことがあります。
お口のケアが十分にできない状態が続くと、むし歯や歯周病、口臭などのトラブルにつながるだけでなく、特にご高齢の方では誤嚥性肺炎のリスクを高めることもあります。
今回は、災害時・非常時に備えて知っておきたいお口のケアについてご紹介します。
災害時はお口の環境が悪くなりやすい
避難生活では、水が十分に使えなかったり、生活リズムが乱れたりすることがあります。
また、菓子パンや甘い飲み物などを口にする機会が増えると、お口の中に汚れが残りやすくなります。
- 歯みがきが十分にできない
- 水分不足でお口が乾燥する
- 甘い物を食べる回数が増える
- 入れ歯のお手入れがしにくい
このような状況が重なることで、お口のトラブルが起こりやすくなります。
水が少ないときのケア方法
断水などで歯みがきが難しい場合でも、できる範囲でお口を清潔に保つことが大切です。
少量の水で何度かうがいをしたり、濡らしたガーゼやティッシュで歯や歯ぐき、舌の汚れをやさしく拭き取ったりしましょう。
歯ブラシがある場合は、少量の水でブラシを湿らせて磨き、口をゆすぐ水は最小限にする方法もあります。
入れ歯のお手入れも忘れずに
入れ歯を使用している方は、就寝前に外して汚れを落とすことが大切です。
入れ歯をつけたまま寝ると、歯ぐきや粘膜に負担がかかり、汚れもたまりやすくなります。
紛失を防ぐため、保管するケースや容器をあらかじめ決めておくと安心です。
非常用持ち出し袋に入れておきたい物
非常用持ち出し袋には、次のようなお口のケア用品も準備しておきましょう。
- 歯ブラシ
- 歯みがき粉
- デンタルフロス
- 洗口液
- 入れ歯ケース・洗浄用品
- 口腔ケア用のウェットティッシュ
家族の人数分を備えておくと、いざというときに役立ちます。
まとめ
災害時こそ、お口の健康を守るケアが大切です。
水が限られている場合でも、うがいや汚れの拭き取りなど、できる範囲でお口を清潔に保ちましょう。普段から非常用の口腔ケア用品を準備しておくことも、安心につながります。


