歯のコラム
妊娠中のお口のトラブルについて
2023.12.15
妊娠した時は身体の変化と共にお口の中の環境が変わり、歯周病などのトラブルに見舞われることがあります。
その原因について以下具体的な例を挙げていきます。
ホルモンの影響:
妊娠中、女性ホルモンの変化が歯周病のリスクを高めます。増えたホルモンが歯ぐきの血行を増加させ、細菌の繁殖を助長します。
妊娠性歯肉増殖症:
妊娠に伴い、歯ぐきが腫れたり炎症を起こす「妊娠性歯肉増殖症」が起こることがあります。歯ぐきが敏感になりやすいです。
歯みがき習慣の注意:
妊娠中はつわりや嗜好の変化で歯みがきがおろそかになりがち。歯みがきを怠ると、歯周病の進行リスクが上がります。
栄養と歯の健康:
妊娠期間中に適切な栄養を摂ることが大切。特にカルシウムやビタミンDは歯の健康に影響を与えます。
免疫力の変化:
妊娠により免疫力が変動し、口内の細菌への抵抗力が低下。これが歯周病の進行を促進する可能性があります。
妊娠中にお口のトラブルに見舞われないために
歯科検診を利用しましょう
妊娠中も定期的な歯科検診が重要。歯医者の診察で問題を早期に発見し、対策を講じることができます。
健康な食事を心がけましょう
ヘルシーな食事と適切な水分摂取は歯周病の予防に役立ちます。特に食物繊維を含む食品が歯を守ります。