歯のコラム
歯ぐきから出血のそのサインは?
2024.12.04
歯みがきをしたときや、食事中に歯ぐきから出血したことはありませんか?歯ぐきからの出血は、歯やお口の健康に関する重要なサインです。放置せず、原因を理解して適切な対処をしましょう。
1.歯ぐきからの出血の主な原因
歯周病
歯周病の初期段階である歯肉炎では、歯ぐきが腫れて出血しやすくなります。歯垢が溜まることで炎症が起き、進行すると歯周病となり、歯を支える骨が溶けてしまうこともあります。
ブラッシングの力が強すぎる
力を入れすぎた磨き方をしていると、歯ぐきを傷つけて出血することがあります。
歯石の蓄積
歯垢が硬化して歯石になると歯ぐきに炎症を起こし、出血の原因となります。歯石はブラッシングでは取り除けないため、歯科医院でのクリーニングが必要です。
全身の健康状態
栄養不足やストレス、または病気によって歯ぐきが弱くなる場合もあります。
2.出血が続く場合の対処法
丁寧なブラッシング
歯ぐきに優しい「やわらかめ」の歯ブラシを使い、力を入れずに丁寧に磨きましょう。特に歯と歯ぐきの境目を意識してください。
デンタルフロスや歯間ブラシの活用
歯ブラシだけでは取りきれない汚れを落とすことで、炎症を予防します。
歯科医院での診察を受ける
出血が続く場合や痛みを伴う場合は、歯科医院でのチェックが必要です。適切な治療やクリーニングを受けることで、歯ぐきの健康を取り戻せます。
歯ぐきからの出血は、健康な歯ぐきではほとんど起こりません。日々のブラッシングと定期的な歯科検診で、トラブルを未然に防ぎましょう。
「歯ぐきからのSOS」に早く気付き、健康なお口を守りましょう!