歯のコラム
知覚過敏にならないために気をつけたいこと
2025.01.04
冷たいものや熱いものを口にしたとき、ピリッとする痛みを感じたことはありませんか?
それは「知覚過敏」の可能性があります。
今回は、知覚過敏を予防するために役立つポイントをご紹介します!
知覚過敏とは?
知覚過敏とは、歯の表面を保護するエナメル質や歯茎が傷ついたり薄くなったりすることで、歯の内側にある神経に刺激が伝わりやすくなる状態を指します。
主な原因として以下が挙げられます:
・歯磨きのやりすぎや間違った方法
・強い力で磨くとエナメル質が削れ、歯茎も傷つきます。
・歯ぎしりや食いしばり
・エナメル質が摩耗して歯が過敏になることがあります。
・酸性の飲食物の過剰摂取
・炭酸飲料や柑橘類などがエナメル質を溶かす原因になります。
・歯周病や歯茎の退縮
・歯茎が下がると歯の根元が露出し、刺激を感じやすくなります。
知覚過敏を防ぐポイント
知覚過敏を予防するには、日常生活でのちょっとした心がけが大切です。
- ・正しい歯磨き方法を習得する
柔らかい毛の歯ブラシを使用しましょう。
ゴシゴシ強く磨くのではなく、優しく小刻みに動かすことがポイントです。
フッ素入りの歯磨き粉を使うとエナメル質を保護する効果があります。 - ・食生活を見直す
酸性の食品(炭酸飲料、柑橘類、酢など)を摂取した後は、すぐに歯を磨かずに水で口をすすぎましょう。
バランスの取れた食事を心がけ、歯の再石灰化を助けるカルシウムを多く含む食品(チーズや牛乳など)を摂り入れることも効果的です。 - ・歯ぎしり対策をする
就寝時にマウスピースを使用することで歯ぎしりによるエナメル質の摩耗を防げます。
日中のストレスケアも歯ぎしりの予防に繋がります。 - ・定期的に歯科検診を受ける
知覚過敏の初期症状を見逃さないためにも、定期的な歯科検診が重要です。
歯科医院では知覚過敏用の治療やコーティングを施すこともできます。
早めの対策で痛みのない快適な生活を!
知覚過敏は放置しておくと悪化する可能性がありますが、適切なケアで改善することが可能です。「あれ、最近冷たいものがしみるな…」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください!
あなたの歯の健康を守るお手伝いをさせていただきます。