歯のコラム
こどもの歯の生え変わりについて
2025.04.08

お子さまの歯は、成長とともに「乳歯」から「永久歯」へと生え変わっていきます。これは一生に一度の大切なステップ。乳歯のケアをおろそかにしてしまうと、次に生えてくる永久歯にも影響が出てしまうことがあるため、正しい知識とケアが大切です。
乳歯は生後6か月ごろから生えはじめ、3歳ごろまでに20本すべてがそろいます。
そして6歳ごろから永久歯への生え変わりが始まり、12歳ごろまでに28本(親知らずを除く)の永久歯がそろいます。
最初に抜けるのは下の前歯で、同時に奥歯の奥から「6歳臼歯」と呼ばれる大きな永久歯が生えてきます。この6歳臼歯は噛む力が強く、噛み合わせの基準となる大切な歯なので、虫歯にならないよう特に注意が必要です。
生え変わりの時期には、歯がグラグラしたり、歯ぐきが腫れたりすることもありますが、無理に抜かず、自然に抜けるのを待つのが基本です。
ただし、痛みがひどい、永久歯がなかなか生えてこない、乳歯が抜けないまま永久歯が出てきた、などの場合は歯科医院でのチェックをおすすめします。
また、生え変わりの時期は歯並びにも影響が出やすいため、定期的な検診やブラッシング指導を受けることで、将来の歯の健康にもつながります。
成長を見守る大人のサポートが、お子さまの健康な歯を育てるカギになります。