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歯のコラム

ドライマウスについて

2023.08.08

加齢や、お薬の副作用などの影響で唾液の分泌量が減少するとお口が乾くドライマウスが起こりやすくなります。
今回は、ドライマウスの原因や治療方法などについてご紹介いたします。

唾液とは
成人は1日に1~1.5Lの唾液が分泌され、口腔内を保護しています。唾液には、自浄、粘膜の保護、緩衝、抗菌、消化、歯の再石灰化など様々な作用があり、お口の正常な機能維持に必要なものです。

ドライマウスの症状
ドライマウスになると、口やのどが渇く、ねばつく、ヒリヒリするといった不快症状のほか、嚥下障害、味覚異常、虫歯や歯周病が起こりやすくなります。舌に潤いがなく、表面がひび割れているといった見た目の変化も現れます。

ドライマウスの原因
ドライマウスの原因として、まずは加齢による唾液分泌の低下があげられます。その他には、使用中の薬剤による副作用、糖尿病やシェーグレン症候群といった疾患、ストレスや口呼吸があります。

ドライマウスの治療
ドライマウスを自覚したら、まずはかかりつけ歯科医師に相談をしましょう。治療は、問診や視診、唾液量検査、カンジタ菌検査などの検査を行い診断し、想定される原因を取り除いていきます。
唾液の分泌量が低下している場合には唾液腺のマッサージ、口呼吸による乾燥の場合には意識的に口呼吸を予防することがあげられます。カンジタ菌の増加が認められる場合には、抗真菌薬を使用します。薬剤の副作用による場合には、保湿ジェルや洗口液を使用による対処療法を取り入れ症状の緩和を行います。

自宅でできるドライマウス対策

①リラックスする
サラサラの唾液分泌には副交感神経が作用します。ストレスがあると副交感神経よりも交感神経が優位になり口が乾きやすくなります。リラックスを心がけましょう。

②口呼吸を防止
口を開けたままにする習慣がある場合には、意識的に口を閉じ口呼吸をやめるようにしましょう。

③水分補給と保湿
水や無糖のお茶など適度な水分補給も有効です。また空間が乾燥しているとのどの渇きや口腔乾燥が起こりやすいため室内を乾燥させないように注意しましょう。


ドライマウスは不快症状だけでなく、味覚障害や虫歯や歯周病の悪化を招きます。お口の乾燥が気になり始めたらお気軽にご相談ください。

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