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歯のコラム

フロスと歯間ブラシの違いについて

2023.09.09

歯並びや歯ブラシの形態、ブラッシング圧によって異なりますが、歯ブラシだけでは30%~の磨き残しがあると言われています。
そこで歯磨き習慣に加えていただきたいのが、フロスや歯間ブラシです。すでにドラッグストアやスーパーでは歯ブラシと陳列されていることが一般的になりました。
今回は、フロスと歯間ブラシについてご紹介いたします。

フロス
糸を切って使用する「指巻きタイプ」と、柄がついた「ホルダータイプ」があります。歯と歯の隣接面は歯ブラシの毛先を入れることができません。隣接面は虫歯の好発部位のため、掻きだすように清掃することに優れるフロスが向いています。
・指巻きタイプ
片手に持って手から肘の長さのフロスを用意します。左右の人差し指に巻き、歯と歯の隙間に入れて何度か往復させます。鏡を見ながら行いましょう。使い慣れるまで、難しく感じることも多いですが、慣れてしまえば問題なく使用できるようになるはずです。
・ホルダータイプ
F型と呼ばれる、くし状の形態をしたタイプと、Y型と呼ばれるホルダータイプのものがあります。歯と歯の間に優しく挿入し、唇側と舌側に何往復か動かします。 ホルダータイプは指巻きタイプと比べて使いやすいため、お子様にもおすすめです。

歯間ブラシ
歯間ブラシの形態には、I型とよばれるストレートタイプと、L型と呼ばれる奥歯の清掃に優れたタイプがあります。素材は、シリコンの他、ワイヤーを主軸にしたものがあります。
歯間ブラシは、ブリッジがある方には必須のケアグッズです。ポンティックと呼ばれるダミーの歯は、底面と歯肉との境目に汚れが残りやすいためです。また、加齢により歯肉が退縮した接触点直下の歯面も食渣やプラークが蓄積しやすく歯間ブラシに適しています。
<使い方>
歯間ブラシは、4SからLLまで様々なサイズが販売されています。合わない大きなサイズを使用すると、歯肉を傷つけてしまうため、歯科医院から指定がない場合は一番細い4Sを使ってみましょう。 歯と歯の接触点直下にある三角形のエリアに、歯間ブラシを挿入し、数回動かします。唇側からだけでなく、鏡を見ながら歯の裏側からも入れるとより効果的です。

まとめ

効果的にプラークを除去するために、ぜひ歯科医院で歯ブラシ指導を受けましょう。フロスや歯間ブラシの使い方、歯ブラシの選び方から動かし方など患者様の歯並びに合った磨き方をご指導いたします。お気軽にご相談ください。

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